【Premiere Pro】作業カラースペース?サンプルレート?シーケンスの設定を徹底解説!

Premiere Proで動画を作成する時にシーケンスの設定をもっと映像に合うように変更したいと思ったことは無いでしょうか?
今回はそんなお悩みを解決するためにシーケンスの設定を項目ごとに解説しますので、是非最後まで御覧ください

この記事を見て分かること

  • プリセットを使わないシーケンスの設定
  • シーケンス設定の解説

シーケンス設定

今回はシーケンス作成の時の設定について解説します。

また、シーケンス作成や簡単なプリセットの設定で良い場合は下記記事で説明していますのでどうぞ!

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編集モード

業務用カメラの名称だったり、映像の保存形式を選択します。
ただ、撮ってきた素材を自由に編集できる「カスタム」を選択するのが良いと思います。

※当てはまるカメラの設定があれば、選んでみてもいいです

タイムベース

タイムベースと書いてありますが、fpsについての設定です。
fpsは1秒間に挟まれるフレーム数についてのことです。

ここの数値が大きくなればなるほど滑らかな動きになりますが、画質が荒れたり容量が大きくなったりします。

一応、よく使われる数値を下記に記載しておきます。

プリセット名どういう所で使うか?
23.976fpsVlogや映画などゆったりとした映像の時
29.97fps一般的な映像に使われる。特にこだわりが無い場合はオススメ
59.94fps動きの速い映像を演出したい時

フレームサイズ

既に設定済みのシーケンスを選ぶことができます。
発信する動画媒体毎に選ぶと良いです。

下記によく使われるフレームサイズをまとめましたのでご覧ください。

フレームサイズ動画媒体
横1920×縦1080一般的な動画サイズ(Youtube,テレビなど)
横3840×縦21604K動画
横1080×縦1920スマートフォン向け縦長動画

ピクセル縦横比

1ピクセルの縦横の比率となります。
比率が変わるほど、縦長になったり横長になったりします。
正方形ピクセル(1.0)が主流ですが、
記録媒体がDVDやビデオなど変わる場合はこの部分を変える必要があります。

フィールド

フィールドとは1フレームをさらに分割した静止画のことです。
以下表にまとめましたので、ご覧ください。

項目使われる媒体名称
奇数テレビインターレース方式
偶数テレビインターレース方式
なしPCやモニタープログレッシブ方式

このようにテレビとそれ以外では放映方式が違います。
テレビは1フレームを2枚の静止画で放映しているのに対して、
他のPCやモニターは1フレームを1枚の静止画で放映しています。

テレビに関わる動画ではない場合、「なし」の方を選びましょう。

作業カラースペース

作業する時の色域であり、書き出す時の色域でもあります。
一般的に主流なのは「Rec.709」となります。

最新機種のiphoneや高画質のカメラを使用した状態でRec.709を選択すると白飛びすることがありますので、編集側で合わせるか、カメラ側で合わせるかどちらかが必要となります。

自動トーンマッピング

作業カラースペースで触れたとおり、色域があっていない映像を自動的に調整して、
白飛びしない映像にしてくれます。
ただし、映像本来の鮮やかさが損なわれるので必ずカラー調整は必要となります。

サンプルレート

サンプルレートは音声を1秒間に何個の点に分割するか、という値のことです。
16kHzなら1秒間に16,000個の音に分割するということです。
映像では下記2つのサンプルレートが使われています。

サンプルレート標準
44,100Hz(44.1kHz)音楽業界の標準
48,000Hz(48kHz)映像業界の音の標準

編集のサンプルレートより音声のサンプルレートの方が高い場合は通信データ量が大きくなるなど弊害はありますが、特に問題はありません。

ただし、音声のサンプルレートの方が低い場合は正しく音が認識されない可能性があるので、可能ならば音声を録音する時は編集のサンプルレートより大きいか同じ数値を選択することが重要です。

プレビューファイル形式

シーケンスでレンダリングしたものをプレビューする時の設定です。
(レンダリングはデータを映像や音声に表示することです)

コーデック

コーデックでは映像や音声のデータをエンコード(圧縮・変換)、デコード(復元)する方式を選ぶことができます。

幅・高さ

ビデオプレビューの時の幅×高さを変えることができます。
最初に設定したフレームと同じで大丈夫です。

最高レンダリング品質

読んで字の如く最高レンダリング品質でレンダリングします。
その分、PCのスペックが必要だったり、書き出し時間が大きくなったりします。

リニアカラーで合成

ONにしている場合はディゾルブがスムーズに変化しない場合があります。
かといって、OFFにしていると一部テロップのエッジが黒ずむことがあります。

両方解決するには、適宜対応することが必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
シーケンスの設定は項目が多く、中々全てを覚えることは難しいです。
ですが、知識を付けておくことが映像作成の理解が深まるので頭の片隅に入れておくことは重要です。

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