Premiere Proで映像を作成する時にまず行うシーケンス作成について解説します。
また、Premiere Proでは「シーケンスプリセット」というデフォルトでシーケンスを設定してあるプリセットが用意されてますので、今回はそちらを使って解説いたします。
この記事を見て分かること
- シーケンスの作成の仕方
- シーケンスプリセットの使い方
- fpsの設定の違い
シーケンス作成の仕方
①シーケンス作成画面を開く
プロジェクトウィンドウを右クリックし、新規項目>シーケンスを選択
また、メニューバーのファイル>新規>シーケンスを選択しても大丈夫です。

②シーケンスを作成する
任意のシーケンスの設定をしたら「作成」ボタンを押して作成
(シーケンスの設定解説は下記)

シーケンスプリセットの解説
シーケンス作成画面にある「シーケンスプリセット」のタブでは既に設定済みのシーケンスを選ぶことができます。
下記に項目毎に解説しますので、発信する動画媒体毎に選びましょう。
テレビ放送
テレビ放映を主目的としたシーケンスプリセット。
解像度は主流の1080pを固定して、23・25・29.97fpsの3つから選べるようになってます。
音声はピンマイクなどで個別で拾った音声をチャンネル毎に識別出来るようにモノラル設定になっています。
音声の数でトラック数を決めると良いですが、後でも設定できるのでとりあえず多めに設定しておくと良いです。
HP 1080p
現在主流の動画形式のシーケンスプリセット。
分からなければここから選んでおけば大丈夫!
fpsは5つ存在するが、下記3つを目的に応じて使い分ければ大丈夫です。
ソーシャル
モバイルデバイスに配慮した動画形式のシーケンスプリセット
fpsは全て30fpsなのでfpsを変えたい場合は後で変更すると良いです。
真ん中の1080☓1920プリセットはYoutubeショートで使いますので覚えておきましょう。
UHD(4K)HDR
カラースペースがHDR(BT2100)の4K動画形式のシーケンスプリセット
HDR対応のPCならば採用すると良いです。
ただ、最新のHDR対応は少ないのでご自身のPCが対応しているか確認が必要です。
UHD(4K)
カラースペースがBT709の4K動画形式のシーケンスプリセット
HDR非対応の場合はこちらを採用すると良いです。
ただし、白飛びする場合はカラースペースの変更や色調整が必要です。
レガシー
撮影方式に合わせた動画形式のシーケンスプリセット
撮影機材に合わせて選択しましょう。
fpsはどうやって選べば良い?
fpsとは?
そもそもfpsとは1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のことです。
ちなみにfpsは「frames per second」の略です。
多ければ多いほど滑らかな映像となりますが、画質が荒くなったりファイル容量が大きくなったりするデメリットもありますので要注意です。
fpsの選び方
作成する動画に応じてfpsを選びましょう。
以下によく使われるfpsを表に記載しましたので参考にどうぞ!
プリセット名 | どういう所で使うか? |
23.976fps | Vlogや映画などゆったりとした映像の時 |
29.97fps | 一般的な映像に使われる。特にこだわりが無い場合はオススメ |
59.94fps | 動きの速い映像を演出したい時 |
※高いfpsでシーケンスを設定して、それより低いfpsで映像を録画するとカクカクとした映像になるので要注意!
まとめ
今回はシーケンスの作成と簡単なシーケンスプリセットについて解説しました。
シーケンスプリセットは標準で入っている機能ですが、これ1つでシーケンス作成が事足りるかなり便利な機能です。
是非覚えて使っていきましょう。