Premiere Proでまとめてクリップにエフェクトや音量調整を行うことがあると思います。
1回だけで終わるなら、まとめて選択してエフェクトを掛けて終わり。となりますが、
もしも何度も変更する場合、また選択してエフェクト掛けて……とかなり面倒です。
今回はそんな方のためにクリップをまとめる「ネスト」について解説しますので是非御覧ください。
この記事を見て分かること
- ネストについて
- ネストのやり方
- ネストでできること
- ネストの注意点
ネストについて
ネストは複数のクリップを1つにまとめることです。
まとめることによって、ネスト1つにエフェクトを掛けることで複数のクリップにエフェクトが掛かります。
ネストのやり方
まとめたい複数のクリップを選択して、右クリック>ネストを選択
そうすると、緑色のクリップに変わりネスト完了です。
また、ネストをダブルクリックすると中のクリップを編集することができます。
これも覚えておきましょう。
ネストでできること
エフェクトや音量調整を一括で掛けられること
ネストすると、エフェクトや音量調整を一括で掛けることができます。
変更することが多いクリップはネストしておくと便利です。
まとまった素材として使い回すことができること
ネストにした物を複製するとその中のクリップを全て複製することができます。
一括で調整済みのクリップを大量に複製することができるのでかなり便利ですね。
ただし、ネストされたシーケンスは繋がっているので複製したネストの1つでも編集すると全て変わってしまいます。
それが嫌な方はタイムラインパネルで「ネストとしては…」のボタンを押してチェックを外してからプロジェクトパネルからタイムラインにネストを入れてみましょう。
そうすると、ネストの中の複数のクリップのみが複製されます。
ネストの注意点
ネストされたシーケンスは繋がっている
ネストされたシーケンスは繋がっているので複製したネストの1つでも編集すると全て変わってしまいます。個別で変更したつもりでも全て変わっていますので覚えておきましょう。
ネスト内のクリップの長さが変わるとネスト自体の長さを合わせる必要がある
ネスト内のクリップを短くすると、短くした分ネストが縞模様に変わります。
その部分は映像も音声も流れなくなっていますので、合わせてネストの長さを短くしておきましょう。
また、ネスト内に新しくクリップを挿入して長くしてもシーケンスでは長くなっていません。
長くなった分、ネストを長くして調整しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はクリップをまとめるネストについてまとめました。
やり方自体はかなり簡単なのですが色々知っていないと使いづらいので是非覚えておきましょう。